日本の男性の多くが抜け毛や薄げで悩んでいます。まずは薄毛の原因と対策をよく理解したうえで育毛や発毛をはじめましょう。育毛剤やシャンプーなど薄げ対策の商品が数多く流通していますが、この中で海外の薬品であるロニテンを取り上げてみましょう。
まず、薄毛の原因としてAGAがあります。AGAとは「男性型脱毛症」の略称をいいます。主な原因は悪玉男性ホルモンと呼ばれるDHT(ジヒドロテストステロン)で、皮脂腺と毛乳頭に作用して毛髪が十分に成長することを妨げる作用があります。よ血中のDHT濃度が高いと髪の毛を太くするヘアサイクルの成長期が短く髪の毛が長く太く成長する前に抜けていまい、薄毛や脱毛が進行するといわれています。
このような男性型脱毛症にも有効な成分があることから、ロニテンが取り上げられました。海外の医薬品になり、医師の処方箋かもしくは海外からの個人購入により手に入ります。成分構造は、男性型脱毛症診療ガイドラインにより有効となっているミノキシジル含有薬の服用タイプになります。よって、塗布タイプで塗り残しがちな生え際や、発毛が難しいとされているM字部分の前頭葉などにも高い発毛効果が発揮されています。
お値段は5mgのもので100錠でおおよそ10,000円、10mgのもので100錠でおおよそ14,000円ほどになります。1日2回1回1錠を朝晩に服用するとなっていますが、10mgでは高濃度であるため、半分の5mgを2回に分けて飲む方もいらっしゃいます。もともとが血圧を降下させる薬でしたが、副作用として発毛・育毛効果があることわかり、口コミで広がった発毛・育毛剤になります。副作用としては頭髪だけでなく体毛も濃くなることや、心臓の動悸が挙げられます。低血圧の方などは就寝前の服用に注意が要りますので、医師に相談して用法の指導を受けましょう。
発毛の仕組みとしては血管の拡張により頭皮の血行を促進することにあります。また髪の毛の細胞を活性化することもわかっていますが、作用メカニズムははっきりとしたことは発表されていません。臨床データでも主成分であるミノキシジル5%を配合した育毛剤を100人に与えたところ84人に発毛が確認されました。ジェネリック薬品としてカークランドという薬もありますが、ミノキシジル含有薬の中では効用が一番低いとされています。
男性型脱毛症は自然に治ることはなく、年々悪化していきます。治療は早い時期から始めるのが最適で、医師の指導の下で用法用量を守って長く続けるようにしましょう。